印度維新

インドの政治・経済・時事を語る井戸端ブログ

インド株式市場

法人税率引き下げで投資誘致に動くモディ政権

インドの法人税率が引き下げられた。本年度から適用される。国内企業の法人税率は現行の30%から22%となり、新実効税率は25.2%となった。このニュースを受け、Sensex、Niftyともに5%超急伸。前者上げ幅は1900ポイント超、一気に38000台…

(続報3)中所得層が台頭するインドは個人消費が牽引する内需型経済、漁夫の利相場になれるか

市場の思惑通り、富裕層を対象とした新付加税の課税対象からFPIs(外国ポートフォリオ投資家)と国内投資家が除外された。シタラマン財相が先週金曜、市場が引けてから公表。7月頭に発表された新政府予算案に盛り込まれた新付加税の課税対象に、FPIが含まれ…

インド株式市場(続報2):FPIsとAIFs、付加税の課税対象外となるか

富裕層を狙った新付加税の課税対象にFPIs(外国ポートフォリオ投資家)がテクニカルな理由で含まれてしまったことは、不本意であったとシタラマンが認めたことは以前に書いた通りだ。そして、そのエラーがFPIsに株の利食いの口実を与えたことも確認されてい…

インド株式市場(続報):政府はFPIsへの付加税と上場株式の浮動株比率引き上げを棚上げか

先週金曜日、インド国内メディアは首相官邸と財務省が、FPIs(外国人ポートフォリオ投資家)に課せられる付加税に対する彼らからの提言を話し合ったと伝えた。シタラマンはまた、別の国内メディアとのインタビューで(予想通り)「富裕層に新たに課せられる…

インド株式市場:新付加税導入で外国ポートフォリオ投資家(FPIs)の利食いが続く

7月5日の新政府予算案に盛り込まれた富裕層への新付加税は、(政府にとっては多分、不本意ながら)外国ポートフォリオ投資家(FPIs)もその課税対象となった。非居住者のポートフォリオ投資は非法人形態の投資家だ。多くは「信託」の形態をとるため、イン…

インドIPO市場、今月末から続々

今年上半期のIPO(initial public offering:新規公開株)は8社のみ(調達総額5,509クロー)。前年同期の24社、30,960クローに比べるとかなり少ない。2017年は年間36社、67,200クローだった。総選挙前の軟調地合があったとはいえ、ガ…

インド新予算案:5年以内に5兆ドル(約540兆円)経済へ

インドの新予算案が発表された。その中で個人的に目に留まったのが、「今年度中に、Credit Guarantee Enhancement Corporation(目的は債券発行にあたっての信用保証)を設立する」というものだ。特に、社債市場のインフラ強化で債券市場の発展を目指す。RBI…

インド株式市場:化学株高騰中

国内化学銘柄が好調のようだ。一部メディアは化学株セクターの時価総額が今後5、6年で2.5倍になると予想している。2025年までには870億ドル相当になるとか。化学5銘柄で形成されるカスタム・インデックスは今年に入って30%も高騰している(5…