印度維新

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インド株式市場(続報2):FPIsとAIFs、付加税の課税対象外となるか

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富裕層を狙った新付加税の課税対象にFPIs(外国ポートフォリオ投資家)がテクニカルな理由で含まれてしまったことは、不本意であったとシタラマンが認めたことは以前に書いた通りだ。そして、そのエラーがFPIsに株の利食いの口実を与えたことも確認されている(7月は今年初めて売越し)。その FPIsとAIFs(オルタナティブ・インベストメント・ファンド)への付加税課税を巡り、首相官邸財務省の話し合いが続いている。国内メディアによると、話し合いの中で、財務省は当初、FPIsの形態を(個人扱いとなる)信託から法人へと変換させる方法を探ったということだが、所得税法の改正を必要とするため、時間がかかり過ぎるとの理由で、即効性のある方法が模索されている。SEBI(インド証券取引委員会)登録のFPIsとAIFsに関しては課税対象外とする旨の通牒(所得税法Sec119の補足)が出される可能性があるとのことだ。しかしながら、この補足では課税対象外となる期間が3ヶ月に限定されるため、完全な解決方法ではないとのこと。

 

首相官邸の意思表示としては評価されるべきだが、これだけで壊れたチャートが元の上昇チャネルに戻るだろうか?カシミール渓谷のテロ脅威からも目が離せない。RBIの利下げは少なくとも50bp欲しいところだ。

 

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