印度維新

インドの政治・経済・時事を語る井戸端ブログ

インド社会

インド市民憲法改正案に対する抗議デモ - メディアの偏向報道に騙されるな

一部加筆しました。 英語の諺に"Believe nothing of what you hear, and only half of what you see."というのがある。「聞いたことは全く信じるな。見たことは半分だけ信じよ。」ことインドの政治社会情勢に関しては、メディアで読んだことも信じるな、と付…

インドの医療現場に変革の兆し

インドは医薬品ではすでに貿易黒字国であり、その市場規模は2023年には320億ドル相当になると見込まれているが、国内メディアによると、政府は”Make in India”プロジェクトに医療機器メーカーを誘致すべく動き始めているということだ。輸入から脱却し…

巨獣めざめる - 最貧困層から脱却させるモディ政権

夫著 わが故郷、南インドのケララ州では70年代半ばより、"remittance economy(仕送り経済)"によって、人々の生活水準が上がり始めた。ここ数十年でその生活水準の向上は加速している。ケララ州の人々をマレヤリ(Malayalis)という(州の言語はマレヤラ…

インド:憲法第370条項廃止、カシミール渓谷のテロ脅威引き上げの背景

なるほど。カシミール渓谷からの避難警告の理由はこれだったか。2019年8月5日、インド政府は大統領令によりジャンムー・カシミール州に特別自治権を認めていたインド憲法第370条項と35(A)条項を廃止した。同日、8000人の軍の増派を決定した。…

証券アナリスト試験に殺到するインドの若者

AIに職を奪われる職業にも上がっている証券アナリストだが、今ところ、その人気に陰りはないようだ。CFA(Chartered Financial Analyst)とは米国の証券アナリスト資格だが、今年の世界各地(90カ国95市場)の受験者総数は史上最高の約25万人(前年比…

モディ首相からの手紙

モディ2.0で新設されたJalシャクティ(水力)省の一番のプライオリティは以前にも書いたが、「全ての家庭に水道管を」だ。この目標を達成するため、モディ首相は先週、インド中の村長に手紙を書いたそうだ(一体何人?)。このモンスーンの間の貯水と水の…

カッチャからパッカへ:インドの住宅革命

2022年8月15日、インドは75年目の独立記念日を迎える。日本の終戦のちょうど2年後に、インドはイギリスの植民地支配から脱却、独立した。インドの独立記念日は毎年祝われているのだが、モディ首相はこの75年目の独立記念日を節目と見ている。そ…

マルチリンガルを奨励するモディ政権

インドでは州によって言語が異なる。それらは単なる方言ではなく、言語が違えば、筆談もできない。連邦政府の公用語はヒンディー語だが、州の公用語としては英語を含む22の言語が憲法で認定されている。だから、モディ政権が、コングレス党政権時代に比べ…