インド、名目GDPでイギリスを抜く
IMF(2019年4月時点)によると、インドがイギリスを抜いちゃったのは名目GDP。インドは購買力平価GDPでは既に日本を抜いて、中国、アメリカに次ぐ世界第3位、イギリスを抜いたのは90年代半ばだった。この度、名目GDPでもイギリスやフランスを抜いて、ドイツに次ぐ世界第5位に(おめでとうございまーす!)
インドを植民地として支配したイギリスを名目GDPで抜いたというニュースにインドの人々は複雑な思いを抱いているようだ。誇らしい気持ちと無念さが入り混じったような感情。ん?無念? なぜイギリスを抜くのにこんなに時間がかかったのかという無念さだと言う。初代首相がネルーだったのが運の尽き。なぜサルダル・パテルでなかったのか!ロンドンで社会主義の影響を受け、社会主義型社会を目指したネルー。その理念は娘にも引き継がれ、以降延々とその路線の上を走った。90年代初頭の経済危機でやっと方向転換。はぁ〜、ため息が出るほど遅い!ネルーを支持したマハトマ・ガンディーのレガシーは今インドでは見直され始めている。
政策協調の国際舞台がG7からG20に移ったのはごく自然なこと。G7からイタリアとカナダ外して中国とインド入れる訳にいかぬと言うのだから仕方がない。G7、いつまで続けるんでしょ?20が多すぎるなら新しいG5でどう?米中日独印でよくね? 英仏が許さないか(笑)名目GDPを前面に出すことで今までなんとか凌いできたのにね。イギリスにはまだシティがあるからG6? けど、フランスには何がある?世界で最も観光客が訪れる国ってか?
そういえば、昨年8月、モディのお膝元グジャラート州でサルダル・パテルの像が完成した。高さ182メートル、世界最大のこの像の正式名称は「統一の像」、"Statue of Unity"だ。