印度維新

インドの政治・経済・時事を語る井戸端ブログ

モディ首相からの手紙

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モディ2.0で新設されたJalシャクティ(水力)省の一番のプライオリティは以前にも書いたが、「全ての家庭に水道管を」だ。この目標を達成するため、モディ首相は先週、インド中の村長に手紙を書いたそうだ(一体何人?)。このモンスーンの間の貯水と水の節約を村民に呼びかける手紙だそうだ。モディ首相の署名入りで、異なる言語で書かれた手紙は州政府役人が自ら村長らに手渡したということだ。手紙では貯水と水の節約のために必要な措置を村議会で議論するよう呼びかけ、チェックダムや貯水池の建設も奨励している。この「首相からの手紙」は農村部では大ヒット、人口に膾炙している模様。実際、効果もあるようだ。建設予定の貯水池の数を倍増した地域もあるらしい。

 

2014年10月に開始されて以来、モディ首相は月一(最終日曜日)、国民にラジオメッセージを届けている。"Mann Ki Baat (from the heart)”という番組だ。総選挙中には中断されていたが、今月末(6月30日)に再開される。モディはいつものように国民に呼びかけるであろう。「議題の提案は手紙か、トールフリーか、オンラインでどうぞ」と。その内容はまちまちで多岐に渡る。学生には試験のストレスをうまく乗り切る方法を説いてみたりもする。ヒンドゥー教イスラム教、キリスト教などそれぞれの宗教の祝日にはお祝いのメッセージを送ることも欠かさない。多くの人々がモディと直接話しをしているようだと感じている。

 

モディはテレビや新聞のインタビューは滅多に受けないことで有名だ。受ける場合は、限定されたメディアのみであることから、マスメディアはモディに批判的だ。外国首脳との共同会見を除き、記者会見でもメディアの質問は受け付けない。メディアの情報操作を警戒しているようだ。大手マスメディアの大半がモディ政権に批判的、または非友好的なので、気持ちは分かる気がする。また、へつらう必要もないのだろう。トランプには負けるがモディ個人のTwitterフォロワーは480万人超えだ(私もその内の一人w)パワンムクターサナ(ヨガ)のポーズも教えてくれます(笑)

 

極貧の中で育ったモディは人々が直面する問題を肌で感じることができるようだ。そして、マスメディアを介さず人々と直接つながる。そんな首相はインドではモディの前には一人として存在しなかった。日本には。。。あぁいますね。直接、よく人々とつながる外務大臣が。ポスト安倍、私の推しメンです。

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